2026年7月5日、「資生堂・JALレディスオープン」でルーキーの倉林紅選手が涙の初優勝を飾りました。
史上最多となる7人によるプレーオフを制しての栄冠に、驚いた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、優勝までの道のりを振り返りながら、倉林選手が使用しているクラブセッティングを番手ごとに詳しく紹介していきます。
倉林紅選手が資生堂・JALレディスオープンで初優勝|史上最多7人プレーオフを制す
舞台は神奈川県の戸塚カントリー倶楽部東コース(6487ヤード・パー72)。悪天候の影響で3日間54ホールに短縮された今大会は、最終日まで団子状態の混戦となりました。
21歳のルーキー倉林選手は、通算12アンダーで並んだ史上最多7人によるプレーオフに進出。18番ホールを繰り返す形で行われたプレーオフの2ホール目で3.5メートルのバーディパットを沈め、涙ながらに初優勝を掴みました。
プロテスト合格と同年にQT首位通過を果たした実力者だけに、ルーキーイヤーでの初優勝は有言実行の結果と言えそうです。宮城県出身選手としては初となるツアー優勝という記録も打ち立てました。
序盤に連続ボギーを叩き優勝から遠ざかったように見えた場面もありましたが、本人いわく、順位を意識するのをやめて自分のプレーに集中し直せたことが、その後の巻き返しにつながったようです。
この快進撃を支えたクラブセッティングを、ここから見ていきましょう。
倉林紅選手のクラブセッティング2026年最新版|ドライバーからパターまで番手別に紹介
倉林選手はヨネックスと用具契約を結んでおり、ドライバーからウッド、アイアンまではヨネックス製品で統一。
一方でウェッジの一部やパター、ボールは他ブランドを組み合わせており、ブランドにこだわらず「結果が出る道具」を選んでいる印象を受けます。
ドライバー|ヨネックス EZONE GT 425
ドライバーはヨネックス「EZONE GT 425」(10.5度)に、シャフト「REXIS KAIZA-M」(硬さS)を組み合わせています。
10.5度という高めのロフトと、Mモデルのしなやかなシャフトを選ぶことで、無理なく球を上げやすいセッティングにしているようです。飛距離よりもまず安定した弾道を優先したい方には、参考になる組み合わせと言えそうです。
フェアウェイウッド・ユーティリティ|ヨネックス EZONE GT
フェアウェイウッドはヨネックス「EZONE GT」(2024年発売、3番15度・5番18度)に「REXIS KAIZA-F」(硬さS)を採用しています。
しばらくフェアウェイウッドの球筋に納得がいかず試行錯誤を続けていたところ、この2024年モデルにようやく手に合う一本を見つけ、長年の課題だった左へのミスを抑えられたといいます。ドライバー用のMモデルより先中調子のFモデルを選ぶことで、長い番手でもつかまりと操作性を両立させる狙いがうかがえます。
ユーティリティは「EZONE GT ユーティリティ RK-04GT」(4番22度・5番25度)に「REXIS KAIZA-U」(硬さS)を組み合わせ、ロングゲームの距離の階段をしっかり埋めています。
アイアン|ヨネックス EZONE CB511 Forged
アイアンはヨネックス「EZONE CB511 Forged」(6番〜PW)に、スチールシャフトの「NSプロ 850GH」(硬さS)を採用しています。
ウッド系の軽量カーボンシャフトから一転、アイアンでは操作性を重視したスチールシャフトを選んでいるのが特徴です。グリーンを正確に狙う精度は、このアイアンセッティングにも裏付けられていると言えるでしょう。
ウェッジ|ヨネックス EZONE W501&タイトリスト VOKEY SM10・SM11
ウェッジは3本体制で、48度はヨネックス「EZONE W501」、52度・58度はタイトリスト「VOKEY SM10」「VOKEY SM11」を使用。シャフトはすべて「NSプロ 850GH」(硬さS)でアイアンと揃えています。
PWに近い48度はアイアンとの一体感を重視してヨネックスを、よりシビアなスピンコントロールが求められる52度・58度は定評あるボーケイを選ぶという、番手ごとの使い分けがうかがえます。100ヤード前後の距離感づくりに悩む方にとっても、ウェッジ選びのヒントになるかもしれません。
パター・ボール|テーラーメイド TPコレクション&タイトリスト PRO V1x
パターはテーラーメイド「TP コレクション ブラック デルモンテ7」を使用しています。
ボールはタイトリスト「PRO V1x」(2025年モデル)です。しっかりした打感と強い弾道が特徴のモデルで、スピン量を管理しながらラインを出すタイプの選手にとって、ドライバーからアイアンまで強い球を作りやすいボールとされています。
なお、プロは試合ごとにクラブを微調整することが多く、上記は取材時点でのセッティングである点にご留意ください。
まとめ|倉林紅選手のクラブセッティングから見える初優勝の理由
倉林選手の初優勝を支えたのは、契約ブランドのヨネックスを軸にしながらも、ウェッジやパター、ボールは別ブランドを組み合わせるという柔軟なクラブセッティングでした。
大会直前に新調したフェアウェイウッドで長年の課題を解消できたことも、勝利の大きな要因だったと考えられます。ブランドにこだわらず自分に合う一本を見つけ出す姿勢は、クラブ選びに悩むアマチュアゴルファーにとっても参考になるはずです。
ルーキーイヤーでの初優勝を機に、今後さらなる飛躍が期待される倉林選手。次戦以降のセッティングの変化にも注目していきたいところです。
