高野愛姫（たかの あいひ）選手がゴルフを始めた背景には、両親のすすめと支えがありました。
さらに、その才能を開花させる転機となったのは、ある韓国人コーチとの出会いでした。
この記事では、高野愛姫選手がどのようにしてゴルフと出会い、経験を積みながら成長してきたのかを時系列でまとめています。
彼女の競技人生において欠かせない存在となった韓国人コーチとの関係性や指導内容についても解説。
記事のポイント
- 高野愛姫がゴルフを始めたきっかけは？支えてくれた両親の存在
- 高野愛姫のゴルフ経歴｜小学校から高校までの成長記録
- 韓国人コーチのもとで本格指導｜技術と意識の変化とは？
高野愛姫がゴルフを始めたきっかけは？支えてくれた両親の存在
高野愛姫選手がゴルフと出会ったのは、わずか5歳の頃でした。
母親が「何か将来に役立つ習い事をさせたい」と考えていた時期に、当時話題となっていた石川遼選手のテレビ中継を目にし、「これだ！」と直感的に感じたことがきっかけでした。
これを機に、家族でゴルフに触れる機会が増え、髙野選手も自然とクラブを握るようになります。
本人もインタビューなどで「両親の勧めで始めた」と語っており、両親ともにゴルフを趣味として楽しんでいたことが確認されています。
一方で、家族構成や職業などの詳細なプロフィールは非公開であり、プライベートな部分は守られています。
高野愛姫のゴルフ経歴｜小学校から高校までの成長記録
小学校時代
高野選手は小学校時代からすでに全国規模の大会に出場しており、2016年には「全国小学生ゴルフ大会 女子の部」で32位という成績を記録しています。
この頃から、周囲の子どもたちよりも高い競技志向を持っていたことが伺えます。
中学時代
中学校に進学すると、彼女の競技ゴルフへの取り組みはより本格化しました。
2018年には「大東建託・いい部屋ネットレディス」でプロツアーに初出場を果たし、プロの舞台を意識し始めます。
その後もジュニアトーナメントでの上位入賞を重ね、2019年には「日本ジュニアゴルフ選手権 女子12歳～14歳の部」で18位タイ、「東京都女子アマチュアゴルフ選手権」では2位に入るなど、目覚ましい成果を挙げています。
高校時代
高校では埼玉栄高等学校に進学し、ゴルフ部での活動を通してさらに競技力を磨きました。
同校は練習環境が充実しており、校内に練習場があるほか、コースも自転車で通える距離に位置するため、日常的に質の高い練習が可能な環境です。
2021年には「全国高等学校ゴルフ選手権」で個人3位、団体では優勝という成果を収め、翌年も安定したパフォーマンスで個人7位、団体2位という結果を出しました。
2023年には「日本女子学生ゴルフ選手権」で4位タイとなり、個人としての全国レベルの競技実績も順調に積み上げていきます。
高校卒業後は、日本大学に進学し、現在も大学の競技ゴルフ部に所属しながら、さらに技術と経験を積み重ねています。
韓国人コーチのもとで本格指導｜技術と意識の変化とは？
高野愛姫選手の競技人生において、もうひとつ大きな影響を与えたのが韓国出身のゴルフコーチ・金愛淑（キム・エイスク）氏との出会いです。
中学2年生だった2018年ごろから指導を受け始め、その後も長期にわたりトレーニングを続けています。
金愛淑氏は、日本女子プロゴルフ協会（JLPGA）における外国人初の正会員であり、日本と韓国のゴルフ界をつなぐ存在として知られています。
1985年に来日し、日本ツアーでの優勝経験も持つなど、実績と指導力の両面で信頼される人物です。
これまでにも数々のジュニア選手を育成してきており、その中にはプロ入りを果たした選手も多く含まれています。
金氏の指導は、技術的なスキルだけでなく、競技に対する姿勢やメンタル面の強化にも重点を置いており、髙野選手にとっては自身のゴルフスタイルを確立するうえで欠かせない存在でした。
彼女のゴルフへの意識や取り組み姿勢が変化し、よりプロフェッショナルな視点を持つようになったのは、この出会いによる影響が大きいと考えられます。
まとめ
高野愛姫選手は両親の勧めでゴルフを始め、ジュニア時代から多数の大会で実績を重ねてきました。
また中学から韓国人コーチ・金愛淑氏の存在が、技術面・精神面の両方で飛躍のきっかけとなりました。
現在も大学で競技を続けながら、さらなるレベルアップを目指している髙野選手。
今後、国内外の舞台での活躍がますます期待される選手であることは間違いありません。
